徳島における建築文化の継承・発展を考える

日本建築学会の社会活動イベントの一環で「建築文化週間」というものがあり、11月29日は四国支部主催の文化週間企画を企画しました。
題して「徳島における建築文化の継承・発展を考える」
1960年代に各地の大学に建築学科が作られ、「建築デザイン教育」が広がったそうです。
また、そういった学校を卒業した人達が自分の地元で建築のデザインを始めたのが1970年代以降となります。
それまでは著名な建築家が落下傘の如く大きな公共建築などを作ってきたのですが、いわゆるアトリエ系事務所が各地に設立され、住宅建築にも建築デザインが持ち込まれていき、地方にも建築家という職能が確立されていくわけです。

それから40年くらいが経った今、結局それはどうだったのか?ということを振り返ろうというものです。
そこで、初期の建築デザイン事務所のパイオニアとも言える方から、最近独立したばかりの若手に至るまで3人の方に登壇いただき、それぞれの活動を紹介してもらいながらのディスカッションを行いました。
シンポ2

一方で、これからを担う若手の活動も活発に進んできていることも特徴です。
若手の活動はいわゆる「建築」にとどまらず、多分野とのコラボレーションも含めて統合的な「デザイン」を目指しているようにも見えます。

今回のような異世代によるディスカッション、定期的にできればよいと思います。