地域おこし協力隊初任者研修

協力隊研修
今年も地域おこし協力隊、集落支援員に着任したばかりの方々をお迎えして、4月22日「『地域おこし協力隊』『集落支援員』初任者研修会」に参加してきました。
どうやら今年で4年目のようなのですが、今年は少し意味合いが違います。

これまで、私のような研究者が研修を主として担当してきましたが、これを協力隊の任期を終えた「地域サポート人アドバイザー」の皆さんへと受け継いでいくということを目指して、開発し、担当してきた「地域づくりコーディネート・ゲーム」をアドバイザーの皆さんにやっていただく、ということです。

大学の役割は開発することにあってそれを使って研修することではありませんし、研修中のアドバイスは寧ろ経験者から聞いたほうが良いこともあります。ですので、例年フル稼働で参加していた研修会からは少しずつ距離をとって、今回は初日の講演1時間と、その後の先進事例を紹介するコーナーの進行に限定して参加しました。

しかし、地域おこし協力隊。昨年度の特別交付税ベースの実績で約1500人。今年はさらに増えることが予想されるため、初任者研修も西日本を中心に153名が参加。(東日本の方々が多く参加される研修ら来月、幕張です)
非常にエネルギッシュな研修会です。
私は冒頭の講演とコーディネーターと、初日交流会の乾杯発声だけして、失礼しましたが、良い研修会になった模様です。

さて、先進事例として紹介した愛媛県伊予市双海。
そこで任期を1年延長して活動された富田さんのお話からは得るものが多くありました。協力隊の皆さんにも是非心して欲しいところです。
・とにかく怒らない
 怒ってしまっては元も子もないので、とにかく地域の方々と良い関係づくりを心がける
・よく勉強する
 着任後、町史を読破したそうです。地域の方々との会話のために地域を学ぶ基礎情報として。。。これは極めて重要です。
・TPP
 徹底的に、パクれ!つまり、応用可能な事例は積極的に真似しよう。ただし、地域に合わせてアレンジすることが超重要。

いろいろと勉強になりました。
特に、町史については大半の地域で編纂されています。当然全ての情報を網羅している訳ではありませんが、地域の方々と会話するときにあまりに無知だと踏み込めないような深い話に持っていくためにも、読み込むことは重要です。

私自身も大変勉強になりました。。。。