中越地震から3800日 〜復興しない被災地はない〜

ちょっとした告知です。
私が長年関わってきた新潟県中越地域の震災復興を取りまとめた本が刊行されました。
2004年10月23日に発生した中越地震から10年半が経ちました。
過疎化の進む中山間地域で被害が広がった結果、地域はどうなったのか?

長岡で定期的に研究会を開催しながら取り組んできたものの集大成と言えます。
私は「地域復興支援員」について50ページ弱ほど執筆させていただきました。
昨今何かと話題の「地域おこし協力隊」。今となっては私の対外的な仕事の一角を占めるものとなっていますが、新潟の「地域復興支援員」は地域おこし協力隊よりも前、「集落支援員」が設置される以前から過疎地域に置かれていた人的支援の先駆け的な精度です。
ここからずっと考えてきた「地域における人的支援とは?」についてもはじめてキチンと取りまとめたものになります。

中越本
是非、お手にとってお読みいただければ幸いです。

震災からの復興まちづくりがテーマですが、内容的には中山間地域が抱える課題にどう対応していったのか、ということであり、それは災害に遭おうが遭うまいが、考えるべきことだと思います。