昨年の後半から三好市の旧井川町辻地区のまちづくりのお手伝いをさせて頂いております。
辻地区はかつてたばこ製造で栄えた地域で未だにそん名残が町並みに残っていて、個人的には非常に面白く、可能性がある地域だと思っています。
ということもあり、一昨年の池田に引き続き、今年度の実習授業と研究室プロジェクトとして辻まちでオーラル・ヒストリー調査を進めています。
オーラルヒストリーは「口述による人生史」というもので、まちの履歴を読み解く際に古文書のような遠い過去ではなくて、今の暮らしにつながるような身近な生活の記憶を収集・編纂していこうという取組です。
ひたすらに地域の方々の人生をお伺いするので、初学者の調査にもあっている、ということもあり私が担当する調査授業ではこれをやることにしています。
今年は30名くらいの方にお話を伺い、そのテープ起こしが概ね終わったところです。
全部で180ページ弱。印刷費が少々気になるところですが。。。汗
テープ起こしというのはタイプの苦手な学生にとってはかなりタフな作業で、テープ起こしが終わってやった!というところなのですが、調査としてはこれかが頭の使いドコロ。30名の人生史を解体しながらテーマが時代ごとにつなげていきます
これが大変ですが、メンバーもたくさんいるので、とにかく切ってグルーピングして読み込む!という作業をしていきます。
この中か地域の暮らしに根ざした価値を探っていければというわけです。
さて、学生はこの大変であるが、未来を描いていく作業に耐えられるか?
いや、耐えてもらわなくてはなりません。。。
来年2月ころ、ドドンと成果物をもって現地報告会ができればと思います。