対馬職員研修

10月8、9日と長崎県対馬市にお呼びいただき、長崎県他の職員研修で講演&WSをさせていただきました。

対馬!というと教科書その他ではよく知っていますが、実際に行ったことはないので中々ワクワク感があります。
実際の肯定は徳島から空路福岡へ、福岡で更に飛行機を乗り換えて対馬空港へ。という行程です。
安く行こうとすれば福岡→対馬はフェリー!という手もあるようなのですが、授業などがあったりで急ぎ足で参りました。

対馬を地図で見てみると、なるほど、日本海の美波の玄関口。北には釜山もあり国際的動向や課題が具体に目の前に広がっています。
(具体的には沿岸に押し寄せる大陸からの漂着ゴミや、韓国からの観光客など)
島自体は非常に広く、空港から今回の目的地である比多留地区までは1時間半程度かかります。
途中、展望台から辺りを見渡すと、島並が広がります。リアス式海岸なので、地形は楽しいです。
対馬1

さて、比多留地区は対馬北部の小規模集落ですが、非常に面白い。古くは武家も多かったようで、屋敷がたくさんあります。
また、風が非常に強いこととから石垣が発達していますが、これも過疎・高齢化の影響もあり、なかなか厳しいです。
結構崩れていたりします。
対馬2 対馬7 対馬8

更に面白いことが「コヤ」と呼ばれる建物です。
一家の貴重品を入れる建物のようですが、一般には蔵のような位置づけだと思いますが、これが自宅敷地にあるのではなくて地区ごとに集積しています。火災などが発生した時に一緒に焼けてしまうのを防ぐことが目的のようですが、私からすればこんなことが出来るのは地区内の信頼関係の賜物、のような気がしてただただ感心です。。。
対馬6 対馬9
こんな地域ではありますが、各地と同様に人口減少、少子高齢化に悩んでいる、という課題があります。

この志多留地区に今回呼んでいただいた、あるいは志多留地区が地域づくりを始める大きなきっかけが「地域おこし協力隊」。対馬市で募集した協力隊に応募した若手女性研究者が志多留の耕地整理すらされていない景観に感動したことから始まります。
彼女がここに移住し、様々な都市・農村交流やインターンシップなどの事業を手がける中で、保守的と言われいた志多留が今や、対馬でもっとも外部交流の活発な地域の一つになりました。
今回の研修会もその外部交流の一環でも有ります。長崎県職員や県内自治体職員などがここに集まり、稲刈りからWSまで様々な研修を行います。私は「地域おこし協力隊」の動向や課題、さらには協力隊向けに実施いている研修をアレンジしたものを実施させていただきました。
会場も、協力隊だった彼女が任期終了後に立ち上げた一般社団法人MITの事務所、なのですが古民家です。
この改修も実は研修事業として実施したとのこと。お陰であちこち手作りです。。。笑
対馬3 対馬5

研修WSでは「これまでのロードマップ/これからのロードマップ」としてこれまでの志多留の取組みを理解し、課題を整理した後にグループごとに今後の志多留の活動イメージを考える、というもの。頭の体操ではありますが、リアルな地域で地域づくりのストーリーを考えます。地元としてはそのストーリーは活動アイデアの引き出しの一つになります。
翌朝講義があることから、最後の発表まではお付き合いできずに途中で帰ることになってしまいましたが、雰囲気の良い中、よい研修になったと思っています。。。

というわけで。。。
帰り際、入江から見る夕日が目に染みた。。。

対馬4