2016新潟

 ゼミ合宿では、新潟県の長岡市・柏崎市・十日町市を訪れた。地震からの復興や新潟で行われている様々なまちづくりに触れたり、各方面で活躍されている方々とお話したりした。3日間のゼミ合宿を通して、大切だと学んだことは「人脈」「ハングリー精神・行動力」「攻めの姿勢」である。

 1日目の夜には、えんま通りの石川さん・青木さん・長谷川さんと、田口先生の新潟時代の教え子の水戸部さん・宮さんと中華料理を食べながら語り合った。新潟に行ったことで、本来関わることができない方たちにたくさん出会った。この方たちと出会えたのも、田口先生が、多くの人たちとのつながりをもっていたからであろう。まちづくりというゼミに所属する限り、「人」という存在を、無視することはできない。このことを教訓にし、調査に限らず、人と人との出会いを大切にしていきたいと思う。「人脈=命」である。だから、田口先生がいつもおっしゃっているように、「徳島大学の学生さん」ではなく、名前で呼んでもらえるように、自らを売り込んでいくことが必要であると考えた。そのためには、自らの強みをもつとともに、これが一番大事であるという信念を持っていきたい。
 

 2日目には、水戸部さんのお話を聞いた。水戸部さんは自分ができない依頼でも敢えて引き受けて、結果を出すためにインプットし、仕事をこなしてきた。また、田口研究室に所属していた時から自分を追い込み、常に逃げられない環境を作ってきた。それが今も続いており、結果として表れているのだと思う。水戸部さんの生き方に触れ、自分もそのような精神や行動力を身につけたいと強く感じた。このため、まず自分が逃げられない環境をつくることから始めていく。そして、余計なことを考えるよりも先に行動する癖をつけていきたい。

また、OBの先輩方とお話したことで、もっと攻めることが必要であると感じた。先輩方は、自らがやりたいと思ったことをやるという強い信念を持っているように感じ、するという行動に関して躊躇がなかった。これからは、自分のやりたいという気持ちに嘘をつかず、険しい道でも楽しむ心を持とうと思う。

 3日間を通して、これからの生活の糧になる多くのことを学べた。新潟で過ごした時間を忘れず、学んだことを実践しながら、今後の研究室生活に活かしていく 。
柏崎市高柳町荻ノ島 荻ノ島かやぶきの里 にて

<文責 3年 竹田晴香 中野恭輔 原田有理>