佐那河内村地域研究員研究発表会

地域づくりの研究には地域でのフィールドワークが不可欠です。
そのため、私の研究室の学生は3年次研究、卒業論文の調査ではどんどんフィールドに出かけていき、地域の方々にお世話になります。
日々、仕事の忙しい地域の方々にお時間をさいて頂いて卒論を書く。その御礼はなにか。
私はそれはキチンと論文をお返しすることだと思っています。

当然、労働によるお返しなどもありますし、それもとても重要ですが、まずはご協力いただいた成果をキチンとお返しする、ということです。
今年度は卒論生の内の1名が、佐那河内村の「地域研究員」として活動しながら卒論に取り組ませていただきました。
私の学生含めて全3名。この3名の卒論発表会が佐那河内村役場でありました。

地域の方々にも多くお集まりいただき、学生としても良い経験になったと思います。

他にも、卒論の本論文をお世話になった方にお渡しする、というのも奨励しています。

他にも、研究室の研究にご興味を持って頂いている方はたくさんいらっしゃるので、今後、こういった機会の無い研究テーマについても、公開発表の機会を作っていきたいと思っています。。。

なにはともあれ。学生には卒論お疲れ様、と言いたいです。

多くの学生が大学院へ進学せずに学部で卒業をしていくため、学生にとっては1年間一つのことにただひたすらに取組む、というのはひょっとしたら一生で最初で最後かもしれません。その意味でも、自分なりに成果を取りまとめる、ということはとても大切だと考えています。
この結構大変な経験を糧にこれからの社会人生活を頑張ってもらいたいものです。