辻まち・オーラル・ヒストリー調査発表会

22日は、今年1年間取り組んできた、三好市辻でのオーラル・ヒストリー調査の最終発表会でした。
私自身はオーラル・ヒストリーの取組みをそれこそ15年くらいやってきましたが、調査にあたる学生にしてみれば、はじめてまったく知らない他世代の人とのコミュニケーションであり、現場での調査です。
そういう意味で考えると非常に大きな出来事だったと思っています。

また、今回調査フィールドとさせていただいた辻地区。これがまた良い。
かつてタバコ産業で非常に潤った地域ですが、当時の気概が今なお景観として残っています。
とはいえ、明治の煙草専売制以降は衰退の一途をたどっているものの、かつての「旦那気質」が町並みに各所に見られます。

こうした場所で暮らす方々を対象に「まちづくりオーラル・ヒストリー調査」を授業の一環として行っておりました。
その成果報告会です。

伺った話を時代やテーマごとに再編集することで、時代の空気を見ながら、地域の文脈を編み直していきます。
辻の暮らしの中の寛容性が地域の様々な思い出を創り出していることが見えてきました。。

そして、学生に必ず要求していることは「活用アイデア」
たくさん伺った話をどのように活用していくか。。
その1つとして「辻たいそう」がありました。。
文字通り。体操です。辻の場所性や、名所を体操を通じて理解していきましょう、というもの。
一見くだらないお遊び風ではありますが、お遊び間隔で体を動かしたり、恥ずかしがったり、というのがまた良いと思います。

というわけで、今後、流行るか辻たいそう!

辻2