2016新潟

 今年のゼミ合宿は9月5日から7日に、新潟県の十日町市、柏崎市、長岡市を訪れました。台風による悪天候が心配されましたが、無事晴天の3日間になり、新潟の綺麗な景色を堪能できました。また新潟で活動する様々な方のお話を伺い、今後の研究活動のヒントを沢山いただきました。

 十日町市では大地の芸術祭の作品を鑑賞しました。そして作品の一つである「脱皮する家」に宿泊し、新潟の美味しいごはんとお酒をいただきながら、地域おこし協力隊の宮原さんと語り合いました。

 柏崎市では荻ノ島集落の春日さんのお話をお聞きし、茅葺屋根のことや集落の在り方について学びました。その後えんま通り商店街を訪れ、震災後の商店街の復興や田口ゼミOBの水戸部さんたちの地域にかける熱い想いをお聞きしました。
 

 長岡市山古志村では、震災の傷後が残る村の風景や、震災直後の村民の生活の状況を目の当たりにし、震災について自分たちならどのように行動するべきか、しっかり考えていかなければならないと強く思いました。

 ゼミ合宿を通し、地域づくりを行うにあたって、まずは行動してみようという勇気の大切さや、協力し合える人がいることのありがたさを学ぶことが出来ました。座学だけでは、得ることのできないことを吸収できたと感じています。また、3日間一緒にいたことでゼミ仲間の意外な一面を知ったり、より心置きなく関わることができるようになったりと自分たちを知る時間にもなりました。

 このように、大変有意義な時間を過ごすことができたのも、新潟でゼミ合宿に関わってくださった方々のおかげです。皆様から得たことは今後の勉強に活かしていきます。私たちに学ぶ機会をくださり、本当にありがとうございました。
柏崎市に新しくオープンした市民活動センター「まちから」の前にてセンターの稲垣さん、水戸部さん、宮さんと
(水戸部さん、宮さんは新潟工科大学田口研究室OB,OG)


<文責 長田伊知子 大松那々子>